当院は、築54年を迎えた当院の前身である「六角牛病院」の建て替えに伴い、名称を変更し、「遠野はやちねホスピタル」として、2021年4月1日開院いたしました。
六角牛(ろっこうし)山の麓にありますが、近すぎて院内からは六角牛山を望むことはできません。けれども早池峰(はやちね)山を望むことができます。早池峰山を、桜と一緒にみたり、紅葉に囲まれたりと、四季折々の変化していくのをみたり、日の出に反射した雪景色など、時間によっても変化していく様をみるのも楽しいものです。
当院の紹介をさせていただきたいと思います。
入院機能としては、1階、通称「くるみ病棟」は、56床の精神科病棟です。統合失調症をはじめ、うつ病、アルコール依存症、および認知症によるBPSD(不穏、興奮、幻覚、妄想など)の急性期などに対応しています。
2階、「さくら病棟」は60床の認知症病棟になります。認知症のかたへの精神療法、作業療法、薬物療法など専門的な治療を行っています。
特に、認知症は高齢化の進行に伴い、ご家庭で対応に苦慮されている場合も多いかと思います。外来受診のうえ、必要に応じて入院治療も可能ですので、お気軽にご相談ください。
外来では、精神科疾患全般にわたって、新患の受け入れ相談も積極的に行っています。当院で対応可能かどうか協議させていただきます。また、一般内科外来、健診、予防接種も行っておりますので、どうぞお問い合わせください。
精神科デイケアを行っています。精神科デイケアでは、さまざまな精神障害のある方が、安定して日常生活を送るため、また社会復帰のための通所型のリハビリテーションを行っています。開放的な雰囲気のなか、楽しく参加できると思います。
通院困難な患者さんには、当院からご自宅に医師・看護師がうかがう「訪問診療」を行っています。外来に通院されているかたにも、看護師・精神保健福祉士等が、ご自宅にうかがい、生活状況の支援・服薬確認・相談などを行う「訪問看護」も行っています。
地域唯一の精神科病院であります。さまざまなニーズがあり、できるかぎり対応し、地域医療に貢献していきたいと考えております。しかし、限られた医療資源のなか、まだまだ十分にはできていません。一緒に協力いただけるスタッフも、各職種とも募っております。よろしくお願いいたします。
院長 大野 和範
令和6年4月1日より病院長、副院長が変わりました。
遠野はやちねホスピタルでは、統合失調症、気分障害(躁うつ病)をはじめとする精神障害全般、特に近年増加傾向にあるうつ病、心身症など、広範囲な領域を対象にしています。
遠野物語で知られる遠野郷の素晴らしい自然環境の中、患者さまの悩みや心の痛みをじっくりと時間をかけながら理解し、共に歩んでいく気持ちで診療を行っています。
1. 名称
医療法人財団 正清会 遠野はやちねホスピタル
2. 所在地
〒028-0502
岩手県遠野市青笹町中沢5地割5番地
電話番号 0198-62-2026
FAX番号 0198-62-2027
3. 敷地面積 9579.21平方メートル
建物延べ面積 4380.28平方メートル
4. 診療科目
精神科 ・ 内科
5. 病棟および病床数
病棟:精神病棟(1 階病棟、2 階病棟)
病床数:1 階病棟 56 床、2 階病棟 60 床、合計 116 床
6. 指定医療
労働者災害保険指定医療機関
生活保護法による指定医療機関
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律による指定自立支援医療機関(精神通院医療)
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律による指定病院
難病の患者に対する医療等に関する法律による指定医療機関
病床数 | 精神病床 116床 |
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アクセス | JR釜石線 青笹駅より徒歩20分 |